<月刊AMI>2012年1月号 Vol.126 ■△▽●○□


1.「2012年の展望」


先月「2011年の回顧と反省」をご紹介しましたので、流れで「2012年の展望」をご紹介したいと思います。
展望するには、先ず前年から持ち越した課題と新規に発生した課題の2種類に分けて考える必要があります。
当社の場合、オープンにしても構わない範囲では、


のようになります。

 ここで分るように、会社としては「商品」と「人」の育成が重要であり、それによって「新規顧客」が獲得できると考えています。
まず、「顧客接点戦略のソリューション」を開発する事が重要なのです。私は、船井総研でコンサル術を学んだのですが、船井先生から、

売上=F(m、n)  m=商品数、n=光る商品数

という公式を学んでいます。
売上は、商品数と光る商品数に比例するという考え方です。
流通業で分るようにワンストップで何もかも揃う方が有利であり、その中でも、「光る商品」すなわち「話題の商品」が多いほど集客力が増して売上に大きく貢献するのです。
弱者にとっては、この「光る商品」の開発こそが一点突破の切り札になるのです。
 「山椒の実は小粒でぴりりと辛い」と言いますが、弱者は「山椒の実」を持って独自の味を打ち出す必要があります。
当社の場合、それが「顧客接点戦略のソリューション」なのです。
経営コンサルティングの会社として創業17年になろうとするのですが、創業時の「Faxちらし・3段活用マーケティング」というコンサル商品に加えてIT技術を駆使したソフトウエアを開発して商品化するのです。
すでに、当社のお客様向けに開発を始めており、本年、早々に第1期の納入という段階になっています。
ここで、実践して頂き現実での問題点を改良して、より使い安いソリューションに仕上げて商品化したいのです。

 同時並行で各種の交流会に出て、多くの方と接して「ささやき戦術」で商品のPRを始めたいと考えているのです。
なぜ「ささやき」なのかと言うと一気に拡販、例えば、展示会に出品したとしても営業体制や開発部隊の育成などが出来ていないので、会場で数多くのお客様と接したとしても気配客(SP)に終ってしまうからなのです。
確かに、関心を持ってもらう事が重要なのですが、その段階はSPという状況なのです。
SPから真の見込み客(PP)へフォローアップする事が出来なかったら、その投資は効率の悪い結果になるからです。
このフォローアップの為に営業社員が必要になるのですが、現段階では見えていないので「ささやき」で徐々に「力相応」に進めて行こうという戦略なのです。
これなら接点で深くコンタクトとれているので効果的な方法と確信しています。

 このように、当社の「2012年の展望」をご紹介いたしましたが、皆様にも実践して頂く上で重要なことを、ここで再度、強調しておきたい点は、

売上=F(m、n)  m=商品数、n=光る商品数

という公式なのです。
すなわち、一番重要な「光る商品」も経過とともに輝きが鈍って普通の商品になるという事実です。
他社もより新しい商品を開発して来るのです。「天地自然の理」というのですが、競争を勝ち抜くには「恒に進化」が重要なのです。
進化の努力を怠ると淘汰されてしまうのです。恒に、「商品開発」と「人材育成」に心掛けることが重要であると心に噛締めたいと思います。
2。「さいごに」
私は、今年7月に満63才になります。
厚生年金と基金も60才から頂いており、さらに、4月には事務所のローンも完済して、すっかり経済的には気楽な状態になります。
その上、昨年、長男に孫が出来て「お爺さん」になり、今年は、次男にもと期待している状況で、新しい生命の誕生で「やる気」が高まっています。
いつもお客様には「損してよい範囲を決めて投資する」と言っているので、これからは、自分も実践の時期に入ります。
計画を実行できるように頑張りたいと思っています。


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