2

<月刊AMI>2021年7月号 Vol.239 ■△▽●○□


1.「応用力」=F(成功体験数:総経験数)

 右掲は、2つのスライサーです。
上はマジック・キューブという物で2019年5月号で「ノンオイルフライヤー」を買ったと書いた時に附属でついて来たものです。
私は、「ノンオイルフライヤー」に関心があって購入したのでスライサーに思い入れが薄かったのです。
このスライサーは4面で刃物を取り換える事ができて色んなスライスが出来るとあるのですが、写真にあるスライスする刃がシンプルに分かるので玉ねぎやニンジンなどをスライスするのに使っていました。

 ところが、野菜を食べるにはキャベツも重要なので、食堂などで出されるような千切りにしたいのですが、玉ねぎは上下を切落として、さらに、半分に切って千切りにしているにも関わらず、キャベツを半分に切っただけでは刃の幅よりも大きいので千切りできないと思い込んでしまったのです。

 4月にABCの「せのブラ」という番組で「ミッケ」という通販番組があり、たまたま見た時に下のミル式のスライサーが紹介されていたのです。
番組で千切りに出来るとあったので思わず購入したのです。
底を平なところに固定して、上から食材を投入してハンドルを回してスライスするのです。
キュウリやニンジンはそのまま投入できるのですが、キャベツは細くしないと投入できないので、投入口に合わせて切ったのです。
無事に千切りできたのですが、ハッと「細かく切れば、マジック・キューブ」でも出来ると気づいたのです。
実際に、やってみるとマジック・キューブの方が楽にキャベツの千切りが出来たのです。
この結果、キャベツ・キュウリ・ニンジンの千切りはマジック・キューブ、ジャガイモのスライスはミル式スライサーと使い分けています。
さらに、ミル式はコーヒー豆も挽けるので、おいしいコーヒーづくりに役立っています。

 日常、料理をされている方には、スライサーに頼るなんて贅沢と思われますが、72才の私には包丁で千切りや皮むきはムリなので、スライサーはピーラーに頼っています。
こんな状態なので、料理の応用性がない状態です。
レシピ本を見ながら調理するのですが、例えば、肉じゃがは何度も作っているのですが、レシピ本頼りでいます。
料理での応用力は皆無の状態なので、前述のようにキャベツを刃に合わせて切れば千切りも出来ると柔軟に発想できないのです。
この事から「応用力」=F(成功体験数:総経験数)と公式化しました。
経験が多いと成功も出て来るのですが、失敗もあるので反省が経験として残り、それが基になって応用力が身に付くのです。
やっぱり、何でも経験が大切と痛感しました。
2.最後に
 私は7月に72才になります。
普段は応用力があると思っていましたが、前項のように経験の範囲内だったと痛感して「応用力」=F(成功体験数、総体験数)と気づいたのです。
新しい分野への柔軟性がドンドンなくなっていますので、一緒にいる三男や業者の方に質問しながら何度も繰り返して覚えるようにしています。
もちろん、迷惑をかけないように自分流のマニュアルを作っていますが、マニュアルを書ける域に達するまでに時間がかかるようになったと実感しています。


月刊AMIトップへ