すべては「クルマが売れるコンピュータ!」で始まった!
栩野正喜


第91話 「転職へ」・・人生は2度ない!C退職へ!

その後は、仕事する気にもならないので、気の合う営業所長のKさんに会いに行きました。こんな事実を受理された訳ではないので隠しながらも「不足」の思いを話ました。K所長は、「とっちゃん、人生は2度ないよ!自分の生きたい道を歩むのがベストだよ!」と話してくれました。何も知らないというのは、素晴らしいものですね。凄い話で、私の気持ちを勇気づけてくれました。「人生は2度ない!」・・誠にその通りだと思いました。
会社の方は、大騒ぎになっていたようです。翌日には、緊急に役員が社長宅に召集を受けて、私の問題を討議したとの事です。結果は、いわゆる「抵抗勢力」がダメを押したようです。社長は召集したのだから、何とか、「抵抗勢力」を押さえて、私を懐柔する策を考えていたのでしょうが、もう反転しない状況だったのでしょう。正式に退職となりました。
お別れに、M役員やY役員にご挨拶しましたが、この時、「まさか3人の中で、君が辞めるとなるとは夢にも思わなかった」と話されました。まぁ、「抵抗勢力」は、内勤つぶしを図ったのでしょうね。誰かが「犠牲者」になると予測をしていたようです。ただ、残りの2人は、突然だったのでしょう、辞令に従う方向だったのですが、私の方は、この半年余りのプロセスがあったので、「切れる」状態になっていたのでした。
辞める方向に一目算に進んで行きました。他の人と相談することもなく、あっさりと会社を辞めることが決まり、すぐに会社を出ることになりました。準備していた「段ボール箱」を家に持ち帰り、これで、退職した実感が湧いてきました・・

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